新体操・体操フェスティバルとは?
「体操」と一口に言っても、その種類は様々ある…ご存じでしょうか?
2021年現在、日本体操協会に所属する競技は、
・体操
・新体操
・トランポリン
・一般体操
・アクロ体操
・エアロビック
・パルクール
(日本体操協会ホームページより)
ほかにも、「体操」と分類されるものの中には多種多様な競技・種目があるんです。全て「体操」なのに、それぞれの関わりはちょっぴり薄め。自分たちがやっている「体操」、見ている・知っている「体操」はそれだけじゃない!そんな色んな体操を見て、して、知って、楽しむ!それが「体操フェスティバル」。
【新体操フェスティバル兵庫】
初めたばかり~経験者、幼稚園児~70代まで「新体操が好き」という気持ちがある方なら誰でも参加できる大会です。
レベルに合わせチャレンジできる4レベルチャレンジルールを採用。
今年から30歳以上の方には加点ありの、新体操アーティステック競技会も開催。
【体操フェスティバル兵庫】
「観る」「参加する」「支える」をテーマに、体操・新体操・エアロビックの選手や講師が集結。
選手たちの演技は、いつもの試合とはちょっと違う、「楽しむ」ことを重視した自由演技。講演には「新体操」「エアロビック」の特別講師陣を招待し、観覧の方も一緒に身体を動かし体験して楽しむことができます。
「体操」の魅力を目と身体と心で体験しましょう!
一般体操について
手軽にできる体操
2018年に行われた「福井しあわせ元気国体2018」では、「順位を競うのではなく、健康や楽しみのために体を動かすこと」を一般体操と捉え、ダンス、演舞、体操などのデモンストレーションが行われたそうです。
このように、何かと競うのではなく健康のために楽しく行われる体操のことを「一般体操」といい、ラジオ体操やストレッチ体操などもここに含まれます。
体操は、体を動かしてすっきりするだけでなく、自身の心身の健康にもつながります。自分の身体に向き合うことは、健康的な生活にとって非常に重要なことです。生活の一部に体操を取り入れて、健康的な生活をしてみませんか??
新体操とは
女子新体操は、「フープ」「ボール」「クラブ」「リボン」の4つ(ジュニアでは「ロープ」を含めた5つ)の手具と呼ばれる道具を使って、音楽に合わせて演技をするスポーツです。個人競技・団体競技があり、それぞれ手具の操作や身体の“難度”と呼ばれる技の正確性を評価する技術性と、音楽や人との協調性を評価する芸術性の2つの側面から採点、その合計点で順位が決定します。
起源は、1930年代にソ連とされています。モダンバレエと体操が融合したスポーツで、女子体操の新しい方向性を持つスポーツとして普及してきました。日本においては、「団体体操」「一般体操」「団体徒手体操」などと呼称されて、男女ともにスポーツとして行われてきました。1968年から正式に「新体操」の名称が使われるようになり、女子の新体操は1984年のオリンピックロサンゼルス大会から、五輪の正式種目となっています。
4年に一度、五輪を境にルールの変更がなされることから、常に進化し続けているスポーツと言えます。進化の過程の中で、技の技術性を重要視した時代や、音楽との一致や美しさを重要視した時代などを経て、昨年行われた東京五輪(2021)では、高い技術性と芸術性が融合した人間離れした演技が披露されました。身体の一部かのように扱われる手具操作を楽しむスポーツ的な側面と、音楽にあった表現を楽しむ芸術的で美しい側面と、2つの側面が味わえるのが女子新体操の魅力です。
男子新体操は、日本発祥のスポーツとして、日本での女子新体操とともに第二次世界大戦後に始まりました。しかし中身は、女子の新体操とは異なります。現在では個人競技と団体競技が行われ、個人競技では「スティック」「リング」「ロープ」「クラブ」の4つの手具と呼ばれる道具を使用して、団体では徒手で、音楽に合わせて演技を行います。個人競技においては、身体の大きな動きやバク転技を行いながら手具を操作する技術面と、音楽との一致を評価する芸術面との2つの側面から採点し、その合計点で順位が決定します。次々に繰り広げられる巧みな手具の操作と、身体を大きく使うダイナミックで自然な動きのマッチが非常に美しく、これが男子新体操個人の魅力です。団体においては、行われる技の正確性と、メンバー6人の同調性が評価され順位が決定します。6人の一糸乱れぬ動きと音の調和、さらに幾重にも重なるダイナミックなバク転技が、見ているものを魅了します。
最近では、鹿児島実業高等学校のコミカルな演技や、男子新体操を題材にしたアニメ「バクテン!!」が火付け役となり、メディアの露出も増えています。2008年を最後に除外されていた国民体育大会にも、2024年の佐賀大会から復活することが決まりました。さらに、日本発祥の男子新体操は国際化を目指しており、世界への発信にも力を入れています。
リンク
飛行船新体操クラブ
https://hikousenrg.info/